SmartNews「読書チャンネル」2週間で登録数10万人突破!ヒットの3つの理由
2015年5月18日に開設したSmartNewsの「読書チャンネル」は、開設から2週間で登録者数が10万人を突破しました。
2週間で登録者が10万人に達するのは、他のチャンネルと比べ異例のスピードです。それだけでなく、登録者のアクティブ率(デイリーのチャンネル閲覧者数/登録者数)や一人あたりの閲覧PV数なども他のチャンネルと比べてもかなり高い数値を記録しています。参加媒体社数も当初の8媒体から着実に増加し、今では21媒体にご参加いただくまでになりました。
下記の20媒体にご参加いただいています(敬称略、五十音順、2015年6月3日現在)。
★印はスタート時からの参画媒体です。
ITmedia eBOOK USER(アイティメディア株式会社)
WEB asta (株式会社ポプラ社)
かんき出版WEBサイト(株式会社かんき出版)
幻冬舎plus(株式会社幻冬舎)
週刊女性PRIME(株式会社主婦と生活社)
翔泳社(株式会社翔泳社)★
新刊JP(株式会社オトバンク)★
新文化オンライン(株式会社新文化通信社)
ダ・ヴィンチニュース(株式会社KADOKAWA) ★
たびのたね(株式会社JTBパブリッシング)
東洋経済オンライン (株式会社東洋経済新報社)
日本実業出版社WEBサイト(株式会社日本実業出版社)
はてなブログ(株式会社はてな)★
HONZ(株式会社HONZエンタープライズ)★
本の話WEB(株式会社文藝春秋)★
ほんのひきだし(日本出版販売株式会社)★
ぶくまる(株式会社BookLive)
ブクログ(株式会社ブクログ)★
フムフム(株式会社ブックビヨンド)
プレジデントオンライン(株式会社プレジデント社)
読書チャンネル誕生ストーリー
「いつも書店のランキングやレコメンドサービスに頼ってしまい、結果似たような本ばかりを選んでしまう」「次に読むべき面白そうなネタが見つからない」…。読書好きであれば、誰でも一度はそんな素朴な悩みに直面したことがあるのではないでしょうか。読書好きの多いスマートニュースでも、日々の業務の合間にそういった話題が出ることがありました。
スマートニュースは「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」というミッションを掲げています。ここでの情報とは、何もWebコンテンツに限られたものではなく、「本」もまた良質な情報に他なりません。世界中の人々が、読書を今よりもっと楽しめるようにするために、スマートニュースにも何かできることがあるのでは? そんな思いのもと辿り着いたのが、「話題になっている本の情報を、いち早く届けられるチャンネルを作ること」でした。
企画当初は「本の話題だけで情報が足りるのだろうか」「多くの媒体社の賛同を得られるだろうか」といった不安がありましたが、開設当初に8つの媒体にご参加いただき、幸先よいスタートを切ることができました。リリースはコンテンツに対する敬意を込め、5月18日「ことばの日」を選びました。
開設後、出版業界をはじめさまざまなメディアで話題に取り上げていただき、当初の目標としていた「登録者数10万人」をわずか2週間で達成。8媒体のコンテンツでスタートしたチャンネルも、今では21媒体にご参画頂いています。
私たちが目指すのは、読書文化をさらに多様に、さらに快適にしていくこと。本に関するコンテンツを広く読者に届けることで、本をとりまく環境がより盛り上がっていくようにと願っています。
「読者チャンネル」ヒットの3つの理由
このように順調なスタートを切ることができたSmartNews「読書チャンネル」。その人気の裏には、どんな理由があるのでしょうか。私たちなりに考えてみました。
1.スマホ上で「書籍に関する情報がワンストップで集まる」場所が他になかったこと
これまで、本に関する情報をWebで得ようと思った場合、基本的には各媒体のウェブサイトを直接訪れるしかありませんでした。情報が分散してしまっていることが、「本に関する情報」へのアクセスを難しくしていたのだと思います。
SmartNewsの「読書チャンネル」では、『本の話WEB』をはじめとした出版社発の情報から、『HONZ』など書評サイトの記事、『ブクログ』や『はてな』などの読者による感想まで、広く本に関する話題を集めています。
媒体にこだわらず「本」という共通項でさまざまなコンテンツを束ね、スマホ上で一覧表示するサービスは、SmartNewsの「読書チャンネル」が初めてです。こうした「本に関する話題」に対するシンプルなユーザーのニーズこそ、このチャンネルが注目されている最大の理由ではないでしょうか。
2. 読書チャンネルに出現する本のラインナップに独自性があること
オンライン・リアルの書店問わず、売れ筋の本が取り上げられやすい以上、目立つ場所に並んでいる本はどうしても似たものになりがちです。
SmartNewsでは、読書チャンネルに限らず、情報の「多様性」を重視し、似通った記事が重複して掲載されないようなアルゴリズムを適用しているため、同じような本の話題でチャンネルが埋め尽くされることはありません。さらに、Web上で話題になっている本の情報をいち早く見つけだすという仕組みにより、「今売れている本」とはまた違った、これから発売される本や過去のベストセラーも含めた流行のきざしが見てとれるラインナップがご紹介できます。こうして抽出されたコンテンツには、売上ランキングとは趣の異なる新鮮さを感じられるのではないでしょうか。
実際に、開設後の「読書チャンネル」上で話題になった記事の一部をご紹介します。
「書かなくても食べていける生活」を柳美里さんは、たぶん望んでいない 『貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記』 (柳美里 著)|1分書評(本の話WEB)
映画「イニシエーション・ラブ」本日公開!どんでん返しの快感にはまったらこれを読もう(ほんのひきだし)
中国権力中枢の最深部に迫る『十三億分の一の男 中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争』(HONZ)
毎日の入浴だけではダメ!「清潔感がない人」の特徴 – 新刊JPニュース
実用書や小説から、読み応えのあるノンフィクションまで、幅広いジャンルが揃っています。ここで取り上げられている書籍は、書店のランキング上位本と必ずしも一致しているわけではありません。ランキングとは趣の異なる「話題の本」の姿が、この「読書チャンネル」を通じて初めて明らかになったのです。
3.Web上に本の情報が出始めたタイミングと開設時期が重なったこと
出版社や取次といった出版文化の担い手は、本にまつわる良質なコンテンツを持っていますが、これまでは印刷物での提供が主で、Webでの情報は多くはありませんでした。しかし最近では、状況は変わりつつあります。本に関するコンテンツホルダーが、Webによる積極的な情報発信を始めたのです。
たとえば「読書チャンネル」の立ち上げと時を同じくしてスタートした「ほんのひきだし」は、取次大手の日本出版販売株式会社が、自社で持っているデータを元にオリジナルのコンテンツを配信するサイトです。他にも、今回のチャンネル開設と前後して自社サイトのリニューアルを行った出版社が多数ありました。
SmartNewsは情報を届けることはできますが、情報そのものを作り出すことはできません。本にまつわる良質なコンテンツがWeb上に出揃い始めたタイミングと「読書チャンネル」の開設時期がうまく重なったからこそ、この取り組みは成功したと言えるでしょう。
また、読書チャンネルのような場を通じて良質なコンテンツが届けられるからこそ、コンテンツホルダーが情報発信を積極的に行おうという意欲を高め、さらにフィードバックを通じてよりよい情報作りに励むようになることで、読者により良い情報を届けるエコシステムを構築できればと考えています。
多様な読書文化を広めるために
今回開設した「読書チャンネル」は、多様な読書文化を広めていくことを目的としています。本に関する情報を広く読者に届け、本をとりまく業界全体をも盛り上げていきたい。そのための第一歩がようやくスタートしたばかりです。
今後も、ユーザーの皆様にお楽しみいただける企画を積極的に打ち出すとともに、参画媒体社の一層の拡大を目指していきます。引き続きご注目ください。
■参画に関する問い合わせ先
メディア事業開発担当 漆原 media@smartnews.com
■その他広報問い合わせ先
広報担当 pr_jp@smartnews.com
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